『裁きの日』
早いもので49日の法要を終えました。 父はたくさんの遺作を残して逝きました。 その中には、鬼もおれば、福もおる。そして仏もおれば「閻魔大王」までいる。 ちょっと偏屈だったけど、最後まで終えれなかった。立派だった。 ちょっと、鬼彫りすぎたけど大丈夫。きっと極楽さ。 ※49日法要 故人は七日ごとに冥道の裁判官によって裁判を受け、 故人の最終的な行くべき道が定まるのが この七七日(四十九日)ということになります。 つまり、極楽に行くのか、地獄に行くのかの分かれ目です。 故人の遺族は法要に参列し、裁判官(七七日の裁判官は、泰山王)に 故人の生前の徳を挙げ、極楽へ行くよう最終的な弁護するということになるのです。 因みに、五七日(三十五日)の裁判官は閻魔王だそうです。 『故郷』 我が家の故郷は大分県のUSAです。 お墓もその地にあるので、お寺さんへ納骨の法要のお願いを兼ね 父が生まれ育った地を訪れた。 この地は、数十年の時が流れたことを忘れ去ってしまうほど変わってなかった。 父が通った小学校には、今流行りの二宮金次郎の像が今でも 我が氏の祠に参り先祖のお墓に報告に行く。 各種手続きで必要な戸籍謄本を取得するため市役所に 『近代戸籍を探る』 そうだ!ご先祖さんの戸籍謄本を発行してもらおう! 幸い、先祖代々この地ですので戸籍制度が施行されてからの戸籍謄本が一か所で取得できます。 それでも、取得した謄本は現在の私の分までで7通になります。 一通¥750の手数料がかかりますから計¥5250也。思いもよらぬ出費です。(^^ゞ 戸籍の仕組み初めて分かりました。4代前までのお墓は誰なのかがやっと分かりました(^^ゞ ※日本の戸籍制度の歴史 江戸時代 幕府や寺社の作成した人別帳や宗門帳や過去帳が人民の登録簿であった 明治・大正期 1868年(慶応4年) 長州藩のものを参考に京都府において戸籍仕法が行われる。 1869年:明治2年 民部官に庶務司戸籍地図掛(国土地理院の前身の一つ)を創設。 1870年 戸籍地図掛が民部省地理司へと拡充 1871年 民部省が廃止され、大蔵省租税寮へ管轄が移る 1872年(明治5年式戸籍) 前年制定の戸籍法に基づいて、日本で初めての本格的な戸籍制度が開始された。 『系図を書く』 近代の戸籍制度は高々150年前からです。 お墓には、それ以前の安政とか天保とか天明とか刻まれています。 もう読めないほど風化している墓石もあります。 今回の戸籍謄本を整理してみました。昔の戸籍は手書きで旧漢字。解読に四苦八苦です(^-^; それ以上前の家系図は、手書きで情報不足ですが 今回、文化12年(1815)から平成28年(2016)まで200年の系図が明確になりました。 今回は、私の父の系図だけですが妻の系図、親戚の系図・・・と書き加えていくと 驚くべき歴史の広がりとなるでしょうね。 戸籍だけでは、どんな仕事してたとか、どんなに裕福だったのかは分かりませんが この中の一人でも居なかったら、今の自分が居ないのですから感慨深いものがあります。 『また時代の終焉を』 そして、私の時代も過去になることが分かりました。 是非、戸籍が保存されている内に200年の時を把握してみてください。 この時を次の世代に引き継ぐために
by Boo_yan
| 2016-02-29 13:39
| 日記
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