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1705-052:担ぐのは重き日本の歴史

『神幸祭』
それはそれは、どうして昔の人はこんな奥地まで
分け入って暮らしていたんだろう?
と思うほどの京都郡犀川でお祭りがあると耳にしたので
ぶらっと、行ってみた。
犀川は大久保母さんの故郷。
いつも田舎者と口悪い母さんに言い返していたのだが、
なんの、なんの歴史あるお祭りに感服いたしました。
日本の素晴らしい歴史、文化が失われていく事に
改めて取り返しがつかない事をしているとの罪悪感すら覚えます(゚Д゚)ノ
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『生立八幡神宮はどこに』
京都などと華やかなる地名であるが、確かに由緒のある地
大昔に一回だけしか行ったことの無い田舎の里。
naviに祭りの行われる「生立八幡神宮」とセットすると
以外にもスムーズに到着した。
鳥居には確かに「生立八幡神宮」と刻まれているが、
祭りどころか人っ子一人居ない(゚Д゚)ノ
改めて、「犀川の生立八幡神宮」と再セットすると、
更に15kmほど山奥にG地点が現れる(^-^;
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『犀川の生立八幡神宮』
祭り渋滞など心配する余地もなく、信号も希薄な地、
迷子の余地もなくあっさりと到着。
まずは犀川総鎮守様にお参り(*^^)
※古老の言い伝えである。
 息長足姫命(おきながたらしひめー神功皇后)が
 筑紫の蚊田で誉田(ほむた)皇子を生んで、
 翌春大和国へ行く時、仲哀天皇の別の后の二皇子が
 反逆を企てていると聞いて、
「穴門は早戸の狭い門である。どんな密謀があるか分からない」
 と言って、豊の国のこの地にやって来て船路で出立しようとした。
 その時、皇子が誰から貰ったのか、転がして遊んでいた美しい石があって、
 その石を持って母君の膝に手をかけて初めてお立ちになった。
 母君はとても喜んで「もう生い立ったよ。」と言った事から、
 ここを生立(おいたつ)と言うようになった。
これが神社の起源なそうな。
村の鎮守様を絵にかいたような昔話を伝え続ける神社でした。
田舎っていいナ~(^^♪

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『生立八幡神社山笠』
※みやこ町ホームページ
「犀川神事」とも呼ばれ、京都平野でも指折りのお祭りで
 祭の呼び物は勇壮に行われる「山笠」の奉納行事、
 人々の目を釘付けにする圧倒的な迫力です。
博多の舁山が約1トンなのに、ここの舁き山は何と!約3.5トン(゚Д゚)ノ
この山笠を百人近くが息をあわせ、山鹿流とされる鉦・太鼓の音頭の元、
気合とともに一気に担ぎ上げるわけですが、3.5トン近い巨体をギシギシと
軋ませながら担ぎあげる姿は「力の奉納」と呼ぶに相応しい勇壮な祭です。

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『少子高齢の担ぎ手』
山笠は、氏子各地区がそれぞれ奉納する形をとっているようで、
今日、祭りに登場する山笠は7基のようでした。、
昔は16地区ある氏子地区のすべてが山笠を奉納していたそうです。
そして、当時は各集落から神社まで担いで集まったのだそうです。、
現在では神社の前を担ぐようになり100mほどを10分ほどかけて移動します。
遅い?だが・・・巨大な山笠が軋みながら揺れながら動く
風林火山の逆の「動かざること山の如し」の勇壮な祭りです。
迫力ありますよ!でもね・・この少子高齢は現在の日本を象徴しています。
コラ! ガキども降りて引っ張らんか!(゚Д゚)ノ
この村の高齢者には頭が下がります。

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『神の乗物の歴史』
いつから始まったのかは定かではないそうですが、
おそらく生立八幡宮が創建された養老7年(723)のころから
行われていたのではないかとの事。
記録が残っているのは江戸時代の元禄期からだそうです。
こんな田舎で1,000年以上の歴史をもつ祭りが引き継ぎ守られているとは
日本って本当に凄い民族だと思います。1,000年以上ですよ(゚Д゚)ノ

※山笠は大きく曳山(ひきやま)と舁山(かきやま)からなり、
 それぞれ櫓造りの骨組みに緋色の幟やさまざまな
 色引幕・ヤナギ(五色の紙飾りのついた竹ヒゴ)・彫物などを取り付け風流(ふりゅう:飾り立て)
 の限りを尽くします。その上で依代としてのダシ(大小二本の杉柱)や御幣・榊を取り付け、
 神の乗物としての山笠を完成します。

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『舁山(かきやま)』
骨組を貫く大棒に舁棒を渡してじかに担ぎ上げるのを「舁山」
博多の舁き山と同じです。大勢で担ぎ棒で持ち上げて移動します。
この山の担ぎ棒は、他の所の山笠と比べ物にならないほど太い(゚Д゚)ノ
今年は5基ありました(^^)v
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『曳山(ひきやま)』
樹齢400年級の巨木を輪切りにした車輪を4つつけた「曳山」
7基の中の2基がこの車輪を持つ。
大久保母さん曰く、「お父さん山」と「お母さん山」と
地元では呼んでいるとのことだか理由は聞いてない(^^ゞ
既に鎮座。ほんとに動くのか見れなかったのが残念だ(^-^;

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『自慢の車輪』
車ブログなのでちょっとお邪魔して(^^ゞ 車輪じゃちょっと自慢の993.
どうだい?このタイヤ( `ー´)ノ 295/30 18インチだけどね(^^ゞ
どうだい?でっかいえ~わっぱだろ?
ちょっと謙遜しつつも高々な鼻(^^)v

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『圧巻の車輪』
どひゃー参りました(^^ゞ
幅500mmはゆうにある樹齢500年を超すケヤキの巨木を輪切りにした巨大な車輪。
ほんとに回るんかね?と目の前にしても驚く車輪。
迫力はferrariにも絶対負けません(゚Д゚)ノ
平成27年に続命院という地区の曳山が新調されたのですが、
1000万円以上かかったということです。
993の鼻。パンクしました(*ノωノ)

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by Boo_yan | 2017-05-14 13:54 | ぶらり一人 | Comments(0)
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