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15-154:もしも匠が家を立てたな~ら

『突然変異の起点』
何度か紹介した近くの農家の納屋だろうか?
この朽ちかけた造形が目に止まらなかったら
この家は全く進化の道を変えていた事だけは間違いない。
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『日本美への進化』
似た造形の家屋を探した。
造りたいのは住居なのだが、心に停まる家屋は日本の蔵ばかり
ならば閉じこめられても良いような蔵を探した。
そこに日本瓦の美しさと屋根の勾配があり
そして漆喰の白さに魅せられた。

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『思いを伝える』
倉は光が届かない暗いイメージがある。
住むためにイメージを描いてみた
自分で造れないものを伝えるために作ってみた
約1/100で薄っぺらの方眼紙でイメージを伝えるに足るだろうかと不安を抱きつつ。

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『職人たち』
敷地には調子が悪いことに正面に電柱がある。
地方工業都市の北九州市では町の景観に重きを置かないようだ
足場に防塵シートで囲まれ、大工の頭を筆頭に様々な職人たちが自分の持ち場に汗を流す。
家を建てるというのはこう言う事なのかと思い知らされる。

だが、果して彼らは、わたしのイメージをどこまで具現化してくれるものだろうか?

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『匠たちが答えた』
台風15号直撃に備え、足場とシートが撤去され突然、全容を露わにした。
その造形を見たくて駆けつけた。
そこに現れたのは、ここに至った想いを充分に納得させてくれた。
この家が良いとか悪いのではなく自分で描いた家。
稚拙と呼ぶに等しいイメージを具現化する匠たちがいた。
描いた家が現れたことに感謝と感動した一日でした。


私のイメージには電柱は無かったのだが(;一_一)

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by Boo_yan | 2015-08-26 21:56 | House | Comments(0)
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