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15-012:知ってしまった艶に迷う

思案
知らなけりゃ何ともない。知ってしまうと我慢できない。
何事もそうかもしれないが、意味あり奥深いものは数多くある。
納得するには時間がいくらあっても足らない。艶っぽいと言う言葉にも日本的な深みがある。
昨年暮れから時間が止まった星模様。思案。
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っぽさ』
虜になっている。まさに、表面から出るしっとりとした光。なめらかで張りがあり美しい。
おもしろみ。味わい。異性間の情事に関すること。
ステンドグラスの色ガラスは、それこそ星の数ほどある。
偶然に自分が惚れる硝子に出会う可能性は極めて低い。
1年、2年と経つと自分の好きな艶に何枚か出合う。
偶然を待っていたのでは間に合わない。
30cm四方の硝子が十分に高価で、それを割って組み替えるのには飽きるに充分な時間を消費し
だが、朝夕の陽とLEDにさえ魅せる姿を変える。間違っては残念だ。
出合った艶のガラスメーカーの作るサンプルを一気に取り寄せる。
艶を選び出す。華やかさもない10枚にも満たない硝子に己を知る。
気質が暗いのかもしれないが、誰に見せる為でもない出合って惚れたのだから。
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by Boo_yan | 2015-01-30 21:31 | ステンドグラス | Comments(0)
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